Musilogue

Musilogue(ムジログ)とは、野崎良太(Jazztronik)が中心となりスタートした新しい音楽カルチャープロジェクトです。

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BRASSIC interview

――今回はMusilogueのインタビューとしては初めて、ライブ後のメンバーの方々にいろいろお話を伺うことになります。近藤淳也(サックス/以下、近藤) 今まではライブ前の取材だったんですか。野崎良太(以下、野崎) そうか、そう言えばそうでしたね。――ということで、インタビュー初登場のメンバーには自己紹介を含めて、BRASSICとして初のライブを終えた感想からお聞きしたいな、と。私は残念ながらYouTubeでアーカイブを拝見しただけなのですが、オーディエンス含めてとってもテンションの高いライブで最高でした!近藤 2016年ぐらいからJazztronikのビックバンドに参加することで野崎さんとつながって、その流れでBRASSICにも誘っていただきました。ライブの感想はですね...ライブの感想というよりは、もうMCがちょっと面白すぎてですね。栗原 健(サックス/以下、栗原) むちゃくちゃでしたね(笑)――YouTubeでは全部カットされてましたねぇ(笑)近藤 たしかにあれは、ライブでのお楽しみにしといたほうがいいかもしれないです。――ライブ行きたかった...。近藤 僕自身もともとDirty Dozen Brass Bandのような編成での演奏にはすごく興味があったんです。自分が所属しているFIRE HORNSではバンドにエレクトリックな楽器を入れてやったりしているのですが、BRASSICのような基本アコースティックの編成でのアレンジもやってみたいな思っていただけに、レコーディングを含めてすごく面白かった。――続いてはスーザフォンの平木真由子さん。ドラムの大竹重寿さん(Cro-Magnon/今回のインタビューは欠席)とともにBRASSICの屋台骨を担っている、ともいえますね。平木真由子(スーザフォン/以下、平木) スーザフォンとの出会いは大学一年生のころです。サークルの新歓でニューオリンズ・ブラスバンドのパフォーマンスを見て「自分もやってみたい!」と思ったのがきっかけでした。近藤 そのへんの話は僕もすごい興味あるなぁ。平木 中学と高校ではバイオリンをやってたんです。近藤 えーっ!それは衝撃です。野崎 中高でバイオリンをやっていて、なんでスーザフォン!? ていう。近藤 すごい。平木 自分は前に出る楽器より、後ろで目立ちたいって思います。近藤 後ろで目立つんだ。後ろで支えたい、とかじゃなくて(笑)。それ、すばらしい!――実際、ライブもそんな感じだったんですか。「後ろで目立つ」的な。野崎 そもそも楽器自体、相当大きいからね。近藤 演奏者が踊らなくても、何もしなくてもお客さんの目には絶対に飛び込んできますからね。――平木さんはBRASSICのメンバーとして演奏してみていかがでしたか?平木 もう本当に「なんでこんなにMCがうまいんだろう。さすがだな」って思いました。近藤 MCの印象が強すぎる...。――少しは曲の話もしましょうよ...。真砂陽地(トランペット/以下、真砂) いやいや、MCの話だって重要なんですよ。栗原 そうね(笑)近藤 僕たちの楽器はピアノやギターとは違ってひとりで1音しか出せないから、和音を出すには全員で演奏しなくてはいけない。そこに加えてテーマを吹いて、おまけにソロまで演奏する、という割とハードな役回りなんです。管楽器はもう体力勝負で、体力がなくなることは音が出なくなることを意味するので、ライブ中でも体力をチャージする時間がある程度は必要なんです。

聴講生募集のお知らせ

Musilogueでは、音楽の制作のみならずそこに役立っていく様々な講座やクラスを展開していくMusic Braineryをスタートしました。現在Music Braineryでは不定期ではありますが著作権に関しての勉強会である『奥座敷』を開催しています。そして来年半ばからは独自の音楽教育プロジェクトをスタートさせようと考えています。それへ向けて現在Musilogue参加音楽家達によるテキスト制作を開始いたしました。これから1年をかけそのテキストの内容やカリキュラムを構成していきます。その第一歩としてFrog of Fogに参加のピアニスト田中和音、ベーシスト石原雄介の2人と共にテキスト開発を現在行っています。来週4月30日(月)の18時より、都立大学にあります目黒パーシモンホールのリハーサル室にてこのテキストを使っての意見交換会の様な音楽研究クラスを開きます。今回の目的としては演奏技術はあるけれど、jazz的なアプローチの方法がわからない、コードやスケールがよくわからない、そんなミュージシャンに対し現段階で出来ているテキストがどのくらい効果があるのか、その有用性を見ていく予定です。そこでの参加者からの質問を次の段階のテキストに活かしていけたらと思っています。そして今回は一般からも数名の聴講生を募りたいと思います。登壇者は野崎良太、田中和音、石原雄介の3人になります。参加の条件は以下の通りです。・10代後半〜20代までの音楽(楽器)経験者。・音楽を生業としていきたいと思っている。・今後このMusic Braineryが開催していく研究クラスに前向きに参加をする。参加希望の方がいらっしゃいましたらこちらのアドレスまでプロフィールや簡単な履歴と共にご連絡下さい。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。また場合によっては参加を今回を見送らせていただく場合もございます。info@musilogue.co.jp (担当:村井)当日は少人数で進めていく予定ですのでお早めによろしくお願い致します。田中和音幼少の頃よりクラシックピアノをはじめ、10歳でジャズピアノに転向。 野球、ソフトボールに没頭した高校時代を経て、大阪芸術大学へ入学し、日本を代表する作・編曲家ジャズピアニスト、前田憲男氏に師事。 2010年、ピアニストとして参加している「あきは・みさき・BAND」が、横浜ジャズプロムナード・金沢ジャズストリートのコンペティションにおいて、グランプリをダブル受賞。2012年春、金沢ジャズストリートのグランプリ受賞者として、ニューヨーク・ハーレムのサクラパークで行われた「桜寄贈100周年イベント」で演奏し、日本とアメリカの交流の架け橋となった。 2011年に上京し、恩師・前田憲男の門を叩き、研鑽を重ねながら、雪村いづみ・杉田真理子のステージピアニストとして活動中。2012年9月・浜離宮朝日ホールにて「雪村いづみ・トーク&ソングス」にてソロピアニストとして出演、伴奏を務める。2012年9月に行われた、故・尾崎紀世彦氏を偲ぶ会では、 参列者全員で歌唱した尾崎氏の代表曲「また逢う日まで」のピアノ伴奏を務めた。同じく9月、府中の森芸術劇場ウィーンホールにて行われた「The Earth Family Project」にて、 師匠でもある前田憲男氏と共演を果たし、オリジナル曲も披露、正式にデビューを果たした。またアレンジャーとしても才能を発揮し、NHKテレビ「SONGS」にて放送された雪村いづみの「Because of You」の編曲、 東京FMホールで行われたシャンソン歌手・杉田真理子コンサートでは全曲編曲を担当。 同年12月には、サントリーホールで行われたライム・レディースオーケストラコンサートにて、ピアノと編曲を担当。2013年・14年と、川崎を中心に活動している社会人ビッグバンド「ビッグバンド・オブ・ローグス」にピアニストとしてゲスト出演し、 自身の編曲による「Jazzy Fantaisie Impromptu」(ショパン・幻想即興曲)」「黒い瞳」を披露、称賛を浴びた。 近年では、ジャズヴァイオリニストの第一人者・寺井尚子との共演を果たし、 ポップス界の泰葉・若手の五十鈴ココ(宝塚OG)、ジャズ界の寺泉憲・桃井まり のサポートピアニスト兼アレンジャーとしても活躍するなど、将来を嘱望されている若手音楽家である。石原雄介14歳でエレキベースを独学で始め、高校卒業後、甲陽音楽学院に入学。19歳でコントラバスを始める。ジャズベースを上山崎初美氏に師事。在学中にバークリー音楽大学奨学金オーディションに合格。1998年バークリー音楽大学に入学。ジャズベースをBarry Smith、Whit Brown、Paul Del Nero、Dave Hollenderの各氏に師事。2001年にはElvin Joens Awardを受賞する。在学中より多数のジャズクラブに出演し、2002年に卒業後もボストンを拠点に演奏活動を行う。2003年に帰国。活動の拠点を東京に移す。2011年4月桐朋学園大学音楽学部ディプロマコースに入学。コントラバスを市川雅典氏に師事。2014年3月同校卒業。2015年よりコントラバスとギターのデュオユニット、DUOSUKEを結成する。2016年2月18日にファーストアルバムAcoustic Sessionをリリース。2016年12月に開催された第36回浅草ジャズコンテストバンド部門にて金賞並びにソリスト賞を受賞。​2017年Jazztronik 野崎良太氏 presents Musilogue music showcace vol.5 Frog of fogに参加。​Arco奏法(弓奏法)を得意とし、クラシックの要素を取り入れた演奏を得意とする。コントラバスの新たなる可能性に日々挑戦している。

-The Beauty of Japan- by Shuya Okino

-The Beauty of Japan- I made an “Ikebana” flower arrangement at an event at “Kinse Inn” in Kyoto.
It was also the stage setting for a duo concert by Ryota Nozaki and Asuka(koto player).
“Kinse Inn” is a 100-year-old inn which has a cafe, bar and guest space, and occasionally gives small concerts at the cafe.The owner’s wife is also my Ikebana teacher.
When i heard about their show in Kyoto i got in touch with Nozaki and he asked me to make “Ikebana” for their stage.You could say our first collaboration had become a reality.  I was first introduced to Asuka at The Room Shibuya by Kenichi Ikeda(ROOT SOUL) but i hadn’t seen her for a very long time.However Nozaki told me a surprising story.It turns out that before i moved to Kyoto i used to live just 5 minutes walk from Asuka’s house.
Not only that.She likes our kind of music, and she and Nozaki have a plan to make an album with traditional Japanese instruments!! 
Nozaki, who is also a boogie lover, and i have DJ’ed together at The Room for many years, and i was impressed and amazed by the energy of his latest challenge.I have had a concept of Jazz including Japanese instruments since i had produced a koto and shakuhachi combo in 2009 though, unlike me, Nozaki has already put his plan into practice.  This is Hizuru.The idea that i heard at that time in Kyoto is now the 4th album of Musilogue, a project which has presented various unique sounds by different ensembles.Not only Asuka but also Takeshi Kurihara from KYOTO JAZZ SEXTET appears on this album.What kind of music does it contain?What has this ensemble of Nozaki and traditional Japanese instrument players created?My curiosity was piqued before i listened to it.The beauty of JapanNature and spirit drawn by music.
The music played by Hizuru has embodied a vanishing beauty and a beauty we have to inherit.This is indisputably an album which is made by Japanese musicians in a truly Japanese style without any unnecessary gimmicks.Of course, Ryota Nozaki’s ability as a composer is on full display, and there are also parts where a funky drum sound puts in an appearance.Although it’s an extension of past music tradition, it’s not nostalgic but highly universal.The essence of Ryota Nozaki, Toru Nishijima, Arata Inoue and Hatae Takeshi, as a band admirably matches the traditional Japanese music.And undaunted, Shiori Tanabe’s Shakuhachi, Shunsuke Kimura’s Shamisen & Fue and Asuka’s Koto dance with vitality upon the sound of the band.In addition, Takeshi Kurihara and Yurai, who are familiar musicians of Jazztronik, blend smoothly into the harmony.Compared to when i first heard about the idea of Hizuru from Nozaki at “Kinse Inn", the impact of hearing the actual sound of the album was many times greater.A new traditional Japanese music, which perfectly absorbs the influence of jazz and ambient, has been born.Even more than the fusion of traditional Japanese music and jazz in the late 60’s and early 70’s, from Hozan Yamamoto to Charlie Mariano, I think the challenge of Ryota Nozaki entering the “pure” Japanese music tradition could be a turning point in Japanese music history.  That day, though i made Ikebana with an image of apprentice geisha “Maiko”, i struggled to balance their music with my own expression using a vase and driftwood.
Because Ikebana too is one of the modern arts.In retrospect it can be said that the affinity of piano and koto, no, of Nozaki and Asuka, predicted the quality of this album.
Not only to see the concert at “Kinse Inn” in Kyoto, but also to have the opportunity to literally decorate it with flowers, was a great honor.To be asked to write these liner notes on top of all that feels like destiny.I’m looking forward to being with you all again.
And i hope to have the opportunity to see Hizuru’s live performance as soon as possible.  Shuya Okino(KYOTO JAZZ MASSIVE/KYOTO JAZZ SEXTET)